
こんにちは!訪問介護のヘルパーから有料老人ホームへ転職を果たしたママ介護士のすみれです!
訪問介護の、ヘルパーからから有料老人ホームへの介護士へ転職した私が、違った環境下で仕事を開始し奮闘した経験をお伝えしていきますね。


でも、まさかこの後もご縁が続くなんて思ってもみなかった。
もくじ
託児所付きの有老で充実した日々を送る介護士の私
託児所付きの有料老人ホームに就職が決まり、子供と一緒に通勤し仕事をする生活が始まりました。
朝通勤電車は下り電車なので、いつも空いていて助かりました。子供をベビーカーに乗せ職場に向かい、ますば子供を託児所へ預けてから業務開始。
託児所は私のシフトに合わせてくれるので早番・日勤・遅番を無理なくこなすことができました。また、子どもと過ごす時間が今までよりも沢山増え幸せでしたね。
有料老人ホームでの仕事は、訪問介護と違い生活全般のお世話をすること。
常に気配りと目配りが必要なお仕事です。
高齢者の方と接することは初めてではなくコミュニケーションを取ることも苦ではなかったので、むしろ楽しく仕事をすることができましたね。
老人ホームの利用者様は、在宅で暮らせない方が入所していることも多く、お身体が重度に不自由な方や、認知症の方もいらっしゃいます。
居場所が分からなく施設内をウロウロ徘徊してしまう方、半身不随で移動には全介護が必要な方、色々なご病気を患った利用者様と接することで、自分の学びとなります。
時々隣の託児所から子供たちが遊びに来ることもありました。子どものチカラはすごいなと感じることが何度もありましてね。
無意識に奇声を発してしまう認知症の女性がいて、いつもしかめっ面してるんです。
そんな彼女はある時、「折り紙を教えて」と子どもにせがまれると、教えてはあげられないものの、いつもの険しい顔が消え子どもに笑顔を向けていました。
これはいわゆる母性本能なのでしょうか?
子どもと接することで一時的にでも心が穏やかになる。
そんな光景を何度も目の当たりに。託児所付きの老人ホームは、訪問介護のヘルパーでは経験できないことも多く貴重な学びとなっていきます。
子供の成長と共に併設の託児所では手狭に感じ始めた私
職場の隣に託児所があり子どもと過ごす時間が増え、仕事もしやすく充実した毎日を送る私。
施設のオープンニングから入社し、最初は10名程度だった利用者様もあっという間に60床満室となりました。
多くの利用者様と接することで色々なケースを経験することが出来、介護の引き出しがより多くなっていく私
朝、子どもと一緒に電車で出勤することも今しかできない貴重な時間。
訪問のヘルパーの時よりも人手は足りており、体力的にも無理なく仕事をこなせる環境ではあり、雨の日でも風の日でも雪の日でも、外での移動はないのでその点は以前のヘルパーの時ような不満はなく仕事に専念できました。
「ああ、なんて私は幸せなんだろう」って幸せを噛みしめながら仕事していると、あっという間に入社して1年、子どもは3歳になっていました。
子どもとの時間も増え、保育士さんも良い方ばかりで託児所には感謝してもしつくせないぐらい。
ただ、託児所は一軒家を改装した形の場所で、決して広いとは言えず主に新生児や2歳くらいの子供が過ごす環境。
私の子どもは3歳の男の子で、段々と遊び方や活動がパワフルになってきました。
職場の隣に託児所があるなんて、こんな良い環境はどこにも無いと思っていたのですが、子どもの成長を考えると今の託児所より、もっと思い切りカラダを動かせる場所の方が良いのではと考えるようになりました。
「ああ、人間ってどこまでワガママなんだろう?」って悔いましたね。

やんちゃ過ぎるやろ彼は。

有老での仕事に不満はなかったものの子供を優先した私
3歳になった子どもの環境について、夫婦や実母を含め家族で何度も話し合い。
仕事ももちろん大事ですが、子どもの教育や環境も同じくらい大事にしたい私は、再び普通の保育園に預けるか又は近所の幼稚園に預けるか、どの選択が良いのかとメチャメチャ悩みました。
仕事は今までにないぐらい軌道に乗って順調そのもの。
今まで私が仕事に専念できるように協力して下さった託児所の方々には、本当に感謝しかありません。子どもに私が働く姿を見せることはすごく貴重でしたし、中々簡単には出来ないことですよね?
子どもがグズグズしている時も、風邪を引いている時も、私が残業になってもどんな時でも受け入れて預かって下さる保育士さん達。
こんなに良くして下さる保育園なので、母親としてはもうめちゃくちゃ大満足です。
しかし、私は陰からサポートしてくれれる彼女たちではなく、子どものこれからの教育を優先することに決めたんです。
そしてメチャクチャ悩んで悩み抜いた末に、子どもは幼稚園に入園させることに決めました。
その決断を、まずは直属の上司である介護主任に相談。
子どもの成長に合わせて託児所を離れること、そして幼稚園に入園させるため自宅の近所で働きたい旨を話し退職を申し出ました。
勝手なお願いではありましたが、やはりこの業界人手不足ですので、すごく引き止められました。引き止めていただくのは有難い事なのですが、私の決意は固く退職させていただくことが決まりました。
私は、再び転職活動をすることになります。
子供が成長したら戻ってきて欲しいの一言に涙した私
子どもを託児所から幼稚園に入園させると決め、初めは引き止め工作に躍起だった会社側も段々と理解をしてくれました。
子どもと通勤する日も少なくなり、私は残り少ない時間を大切にしました。
一方職場は人間関係も良好で、業務に追われることもありましたが毎日楽しく過ごしていました。
時々失敗やミスもありしたが、それもまた経験。
介護が上手くいかず落ち込んだ日もありましたが、毎日が同じではなくその日その日を精一杯過ごしました。
ホームヘルパーから施設への転職で不安もありましたが、先輩スタッフや同僚や後輩もとても良い方ばかりで、1人で抱え込むことはなく仕事を続けることができました。
それでもやはり子どもの問題は別で、私は勝手ながら転職を選びました。
職場に託児所があったことで仕事しやすく、子どももスクスクと育ってくれました。
今回は労働環境ではなく、子どもの成長をキッカケに仕事の量や働き方を見直すことにした私。理解をして下さった職場の方々には、本当にありがたく感謝の気持ちでいっぱい。
特に、「子供さんが成長したらまた戻ってきて、一緒に研修の資料作りましょう!」って言ってくれた人事課の男の子には感謝感激。
子育てをしながら働くということは、中々簡単なことではありませんよね?
自分自身の1日の時間配分や、周りの家族の協力も時には必要不可欠。この1年間は、託児所や周りの協力があり楽しく充実した仕事ができました、本当にありがとう。


有老ホームに転職して失敗したなと感じた私の体験談

- ヘルパー時代に経験できなかったことが有料老人ホームでできた
- 子どもの成長を考えるとホームに併設の託児所では手狭
- 職場としては最高だったが子どもを優先させた私
- 「また帰っておいでよ」と言ってくれる仲間たちに感謝



この数年後、僕とすみれさんはとある事件がキッカケで再開することになるんだけど、それはまたいつか話そうと思う。