あなたは、ご両親に優しく接してあげれていますか?

10年ほど入居者様を見続けてきて分かったのですが、人間高齢になるとワガママになるものです。ですから親子の関係は、言い争いしたり、お互い意地の張り合いをしたり、喧嘩が絶えないのではないでしょうか?

私自身、父親や母親と口喧嘩ばかりしてきました。

でも、両親が旅立ってしまい、もう口喧嘩もできないと思うと寂しいばかりです。立派に育ててくれた恩も返せず悔しさだけが、残っていますね。

一ノ瀬
すみれさん物語の始まり始まりぃ

人の人生に寄り添う生保レディにヤリガイを持ち奮闘

こんにちは!39歳女性で1児の母、末木と申します。私は、生命保険の生保レディから介護職へ転職し、早いもので12年目になりました。

現在は介護支援専門員を取得し、居宅介護事業所でケアマネージャーとして働いています。

短大を卒業し入社した前職は、某生命保険会社の営業職。いわゆる生保レディです。飛び込みで企業を訪問したり、決められた企業にほぼ毎日足繁く通い、生命保険の販売を行いました。

生命保険の販売を通しその方の人生計画のご相談に乗ったり、保険金発生時の対応、こちらの仕事でも「その方の人生に寄り添う」という意味では、介護職と共通する部分は少なからずありました。

当時はとにかく契約を上げること、ノルマを達成することに必死。活動量がものをいう仕事なので、1人でも多くのお客様とお話できるように、自分を売り込むことにもテクニックが必要でした。

契約が上がった時の喜びや会社からの待遇はとても良く、朝から晩まで、ひたすら仕事に全うする日々。

しかし営業職ですので、お客さまの気持ちに寄り添いながらも、ノルマの数字を毎月達成していかなければならず、数字ばかりと戦う日々が段々と増えていきました。

断然ストレスも多くなっていきました。そこで転職を考え始めるようになります。

ストレスで転職を考えていた頃父が倒れ治療虚しく他界

営業職をしている中で、契約を上げるために活動する日々を送っていました。

営業成績が上がらなければ、上司からめちゃくちゃ叱られる。

段々とお客さまの本当の気持ちに寄り添えず、売り上げを重視することばかり考えるようになっていきました。

もちろん、凄く嬉しいことも営業職でしか体験できない経験も、ワクワクする楽しいこともありましたが、ストレスの方が遥かに多く、気付けば体も心もボロボロ<

日々仕事をやっとの思いでこなしながらも、「この働き方ではいけない。もっともっとより深く直接の手助けができてお役にたてる、自分にできることはないかな。」と考えていた時に、父が急遽病に倒れ入院。

懸命な治療も叶わず、他界する出来事がありました。

当時1人暮らしをし、仕事に始まり仕事に終わる生活だった私は、父に関わることや顔を見に行くことすらできないでいました。亡くなった時に「もっと何かしてあげたかった。もっと父との時間を過ごしたかった。」という後悔の念だけが残った形です。

辛い出来事が重なり、父の他界を経験したことで、少しは辛い人の気持ちも理解できるようになりました。この出来事を無駄にしないためにも、介護の仕事をしてみようと決意し、転職をするきっかけになりました。

知り合いの紹介であっさり無資格で介護職になれた私

知り合いで訪問介護の会社を立ち上げた方がおり、相談するとすぐに採用していただけることになり、仕事が決まりました。

最初は無資格でしたので、ホームヘルパーの資格を取るため通学しながら仕事を始めました。

始めてみると、体力的には少々キツイ事もありましたが、思っていたほどではありませんでしたね。

良く介護業界のイメージとして持たれている3K(キツイ・汚い・危険)の言葉も当てはまらず、体力を使うより気を配る事の方が遥かに上回っていました。

はじめての介護でたどたどしく、コミュニケーション1つにしてもスムーズにいかないことも多くありましたが、仕事をしている中で高齢者の方々が私に「ありがとう。ありがとう。」と自然に言って下さることに、気づきました。

そのたった一言が凄く嬉しくて、人に感謝されるやり甲斐のある仕事に出逢えたと、とってもワクワクし益々やる気になった事を覚えています。

無資格でしたが、沢山の事を感じ取る事ができました。人間相手ですので、毎日同じことの繰り返しことはなく、何気ない1日にそれぞれのドラマがあります。

その方らしい人生の1ページに寄り添うことができる。

高齢者の方から学び、成長出来ることができる。私は介護職を天職だと感じています。当然楽しいことばかりではありまん。

大変なこともトラブルもあります。

お別れしなければならい日もあります。色々な高齢者の方と接しながら日々学び、笑顔のある楽しい毎日を過ごし、今に繋がっています。

介護業界は重労働で低賃金だけど頑張れば上を目指せる

ホームヘルパーの資格を取得後、介護福祉士、介護支援専門員の資格取得。

現在はケアマネージャーとして働いており、介護業界では教科書通りのステップアップと言えるでしょうか?

ケアマネージャーとしてお客さまのお困りごとを解決してく中で、「自宅で終期を迎えたい」と意向を示された末期ガンで余命1ヶ月のお客さまがいました。

医師や看護師、ヘルパーとのチームを組み、息を引取る最後の瞬間まで、お世話に携わった経験。

痛みを緩和できるよう医師に薬を調整していただいたり、看護師とヘルパーには寝たきりでも快適に過ごせるよう、毎日の状態をチーム全体で把握し、出来る限りのお世話を行いました。

そしていよいよ最後の日を迎え、全てのサービスを終えた後でした。

家族の方より「あなたがケアマネージャーで良かった。私達はあなたを頼り、本当に安心していました。大好きです。ありがとう。」このお言葉を聞いた時、本当にこの仕事をしていて良かったと、今までの苦労も報われる、涙が出るほど嬉しい瞬間でした。

人を看取るのは決して簡単なことではありません。

正解もありませんが、「ありがとう」の言葉があるから頑張れる。こんなに素晴らしい仕事は他にはないんじゃないかな?

「キツイ、汚い、危険」この3Kの言葉の先には、この仕事でしか得られない感動や経験が沢山出来ると私は思っています。

介護業界は、重労働な上に低賃金。

マイナスのイメージが強いかもしれませんが、私のようにヘルパーからケアマネージャーにキャリアップでき、より仕事や収入の幅が広げることができます。

営業職からの経験を活かし、介護業界に転職したことは大成功だったと自信を持っています。今後はまだまだ高齢者が増え続け、介護職は需要があります。労働環境も少しずつ改善されています。

これからも介護職を担ってくださる方がもっと増えることを願っています。

父の死を乗り越えて介護業界に転職した元生保レディ

一ノ瀬
最後に要点を纏めておくよ
  • 人の人生に寄り添う生保レディにヤリガイを感じていた
  • ヤリガイはあるもののノルマがキツく上司もウザい
  • 心がボロボロで転職を考えていたら父が他界
  • 誰かの役に立ちたくて介護業界にコネ転職
  • 介護業界は重労働で低賃金だが頑張れば出世できる

彼女の頑張りは、誰がみても素晴らしいものです。できれば僕が在籍中に施設長になって欲しいと思った人物です。

親の死がキッカケでこの世界に入った僕達は、どこか気が合うのかもしれませんね。

陰ながら応援していますよ。

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