
高齢者の方って、何でも買ってくれるからイイ顧客だと思いませんか?
子供達が独立して独り寂しいところに付け込んだセールスは、どんな無理難題でも通ってしまうじゃないですか。
訳の分からない高額オプション付けられても、理解できるはずない。
僕の母親も、詐欺師グループから必ず儲かる系の株式を購入して、まんまと騙されていたようなんですよね。
早くこういうの取り締まれよ、消費者庁ってマジ思いますもん。
もくじ
営業から介護に転職した理由は高齢者を騙していたから
こんにちわ!営業職としてサラリーマンをしていた、20代後半の男です。
3年前に色々な事業があり、有料老人ホームに転職。
営業職時代の私は、地方の車の買取会社で働いておりました。
拘束時間が長いのが自分的には辛くしかも、朝は基本的に10時には、お客様宅に着いていなければならず、移動時間を逆算して出発します。
移動に片道2時間かかることも、珍しくありません。
仕事が終わるのは早くても20時で、そこから商談が始まることもあり、家に着くのは22時から24時が当たり前の世界。残業代なんて、もちろん出ません。
休みは月に6日で、正月休みが3日ほどあるくらいで、年間休日は75日あるかないか。休みの日にも大した用事も無いのに、電話を掛けてくる上司もいましたね。
仕事内容は、「車を安く買い取ること」なので、いかに気持ちよくお客様の希望の金額を下げていくか?いかに安く買い取れるか?が頑張りどころな訳です。
市価より断然安い価格で買い取るわけなんですが、悪く言えば騙すのが仕事。
ですから、人から感謝されることは滅多にありません。
そんな環境でも、日本人らしく真面目に働いてきたわけですが、徐々にこのブラック会社から転職しようと考えるようになったんですよね。
営業から介護職に転向して感謝されたい思いが強かった
転職を考えるキッカケは、日々たくさんの方と出会う営業の仕事を通して、ご高齢の方と話をする機会が多く、もっと感謝されためになる仕事をしたいと思うようになったこと。
単純に「ありがとう!」って何回言われても嬉しいじゃないですか!
あとは、看護師への憧れもありました。当時は、男性の看護師が徐々にメジャーになってきた時代でして、
- 専門職として一生食べていける
- 給料もそこそこ良い
- 力仕事、体力等で男性がいると何かと便利等
といった点で注目を浴びていました。
「僕もいつかは看護師になりたい!」と軽い気持ちで思った時期もありましたが、そんなに簡単になれるものでもなく、当時は学費のための貯金もゼロ。
勉強も得意な方ではなく、あえなく断念。
そこで、看護師に近い職種は?と考えた時に介護職の存在が急浮上してきたわけです。
もともと私は、おばあちゃんおじいちゃんっ子でしたし、母親が現役バリバリの介護ヘルパーで、身近な職業ではありました。
ですから、介護職に転職することに対して、そこまで抵抗はありませんでしたね。
営業から介護への転職は困難で派遣会社に頼ってみた
営業職を辞め、「いざ、転職活動!」と思いたち色々探すわけですが、未経験・無資格を正社員で雇ってくれる会社は、そうそう見つかるものでもありません。
どこの会社がいいのかも全く分からなかったのも正直あります。
そこで、私が頼ったのが派遣会社。
某大手派遣会社に登録し、担当者に希望を伝えて一緒に面接まで同行して頂きました。
皆さんは派遣会社に登録したことがあるでしょうか?
当時、僕は初めて派遣会社に登録したので分からなかったのですが、面接に同行してもらえるのは一般的らしいですね。
当時は何て親切な人なんだ!って感謝してしまいましたよ。
派遣会社の担当には、「経験積みたいので、どこでもいいから紹介してほしい。出来れば通勤距離は近い方がいい。」なんてワガママな条件を伝えました。
数日後、担当から連絡が来て、通勤時間30分ほどの有料老人ホームを紹介してくれました。
派遣は、よっぽどのことがない限り顔合わせのみ。基本的には、採用することが前提な面談の数日後には出勤になります。
僕の場合は、転職活動は派遣会社に助けられましたね。
ハローワークや、無料のフリーペーパーなどももちろんありますが、担当の人が一緒に探してくれるのは、実にありがたかったなぁ。
派遣会社を通すデメリットは、周りの評価が初めから高いことと、正社員になるには少し遠回りになってしまう点。
派遣される場合、時給が高めに設定されているので、「なんで未経験で無資格の新人が私より給料高いんだよ!」となりやすいわけですね。
営業から介護に転職して感謝され身も心もリフレッシュ
介護職に転職して、良かったことはたくさんありますが、今回は3つに絞って紹介致します。
まず、前職に比べ休日が増えました。
月の休日は平均して10日。
自分の時間が取れるようになったんです。こんなに休んでいいのか?と初めは戸惑いました。カレンダーの暦通り休めれば、年間休日は約120日なのでそれと同じレベル。
ただ、シフト制なので、連休を取るのはなかなか勇気がいる行為ですけどね。
毎日感謝されるのも辞められないですね。
介護職になると毎日入居者様に感謝されます。ありがとうと言ってもらえます。普通に仕事しているだけなのに、やりがいはすごくあります。
もちろんその反面、大変なこともありますけど、どの仕事でも大変なことはあるじゃないですか?大変なことはすぐに慣れます。
大変なこと以上に、色々な喜びを感じられる職業ですね。
介護職は楽しいですね。向き不向きはあるかもしれませんが、おじいちゃん、おばあちゃんが好きな人は間違いなく楽しめます。
100年近く生きて来られた方の人生談を聞けるのは、自分自身の成長にも繋がりますし、本屋さんに売っているそこらの自己啓発本や、セミナーよりよっぽど自分のためになります。
人を喜ばせるのが好きで、ご高齢者が好き、自己研鑚ができる人は間違いなく向いている職業ですよ。
また、資格ありきの仕事なので、資格がないとなかなかお給料はあがりません。
その反面、資格を取っていけば、確実にお給料が上がっていくシステムも、この業界ならではです。
僕が実際に転職して実感している内容は、こんな感じですね。
介護職は、キツとか汚いって言われます。
汚れ仕事の代表格なんて中傷をされることがありますが、どんな職業でも悪い部分はあります。
でも、介護職はマイナスの部分より、プラスの部分の方が多く日々成長できる職業だと考えています。
迷っている方がいれば、ぜひ挑戦してみて下さい!
営業マンが感謝される介護士に転職して成長したケース

- 中古車買取の営業をしていたが罪悪感に苛まれる
- 騙すのではなく感謝される介護職に興味を持った
- 未経験での転職は難しく派遣会社を頼ってみた
- 大変なこと以上に様々な喜びを感じられる介護職
- 資格を取れば確実にキャリアアップできるのも嬉しい
