介護職への転職

就職氷河期でずっとパート!正規雇用されたい私が選んだ介護のお仕事

介護業界ってどんだけ人手不足なのか?と疑問に思っておられる方が多いですね。

ぶっちゃけ、うちの施設は今日も人手不足です。

採用してもすぐ辞めていくし、辞めても採用して欲しい人が絶えないので、まぁゼロになることはありませんが、いい人材の取り合いはこの先まだまだ続くものと予想。

介護職になる最大のメリットは、「絶対に失業しないこと」です。

正規雇用するとの口約束を信じ頑張るも願いは叶わず

私はかつて写真館で販売職の仕事をしていた加藤と言います。

介護業界に足を踏み入れる前は、なかなか正規雇用されず絶望していました。そんな私は、安定した職場を求めて、老人保健施設の介護職として勤務するようになりました。

私が大学生の頃は未曽有の不景気で就職氷河期。

その上、地方から都会の大学に通っていることもあって、都会の企業では通勤に時間がかかるとの理由で採用されず、地元の田舎では企業がほとんどなく卒業までに正規雇用の内定を得ることがができませんでした。

そのため最初は契約社員として就職し、その後勤務態度や業績がよければ正規雇用として採用すると伝えてきた写真館の販売職として就職することにしました。

しかし契約社員でありながら、仕事量は正規雇用の店長とほぼ変わらず。

入学卒業シーズン、成人式や七五三の時期などは通常朝9時から夜6時までの勤務のところ、早い時間に撮影を希望する顧客に対応するのに朝8時までに出勤し、販売した商品の検品などで帰宅が夜12時を過ぎることもあったんです。

こうして1年間、会社の意向に沿うべく頑張りましたが、正規雇用になれる話は出ないどころか、残業代に制限を設ける話も出てこのままこの写真館に勤めていても正規雇用で採用されるはずはないと絶望。

もう辞めてやると決断して、確実に正規雇用になれそうな仕事を探すことにしたのです。

同窓会で活き活きと介護業界で働く同級生に出会う

当時はほとんどの業種で正規雇用の仕事を探すのが難しく、大学を卒業して1年経過した時に、同窓会で会った子たちの3割程度が正規雇用に就いていません。

もちろん、私も正規雇用に就いていない1人であり、同窓会に行って正規雇用で働いて充実している人の話を聞いてうらやましく思うとともに、自分も正規雇用に就かなければ生活が安定しな焦りを感じていました。

そんな中、同級生の一人が正規雇用で介護職に就いている話をし始め、「給料は他の業種と比較すると安いし、体力的にも精神的にも大変だけれども、社会保険もあってボーナスも年に2回きちんともらえて満足しているよ」との内容でした。

思えば、私の住む地元は企業こそ多くないけれども田舎だから、都市部と比較しても高齢化がかなり進んでいて介護施設がたくさんある上、しょっちゅう正規雇用の募集が出ていることは知っていました。

同級生が正規雇用で介護職に就いている話を聞き、自分も「介護職であればリストラされることなく安定して雇用されるに違いない」と考えましたね。

その同級生に介護の仕事について、さらに詳しく話を聞いたところ、相性がイイかもと介護職に就きたいかもと気持ちが高ぶっていきました。

新聞の折り込みチラシで地元に的を絞って求人探しした

まずは、新聞のチラシに掲載されている介護施設の求人情報をチェック。

正規雇用で介護職を募集している事業所を重点的に、探してみました。

すると、人口がそれほど多くない地域なのに、自分の住む自治体とその隣の自治体をいくつか含めて50近い事業所で正規雇用の介護職を募集しているではありませんか?

これだけ募集している施設があれば、どこが1つぐらいは自分を採用してくれるに違いないと気持ちが高ぶりましたね。

でも、掲載されている給料に関してバラつきがあり、最もいい条件を出しているのは夜勤業務がありその分手当てが付く老人保健施設や特別養護老人ホーム、グループホーム。

私が当初希望していたデイサービスや訪問介護は、一般企業の給料よりはるかに安い月給でした。

正規雇用でも、あまりに給料が安すぎるのは困るなあと思っていましたが、背に腹は代えられず夜勤業務のある事業所に勤めることにしました。

私は介護の仕事をしようと決めてから、仕事をしながら通学でホームヘルパー2級の資格を取得。

実際に働いた経験はありませんでしたし、本当に正規雇用で採用されるのか不安を抱いていました。

自宅から比較的近い上に、給料は安いけれどもボーナスが基本給の3か月分と比較的いい条件の揃った老人保健施設に応募したところ、面接を受けてその場で正規雇用として採用してもらえるお返事を頂けたのです。

ええ?マジでぇ?って自分でもびっくり。

今まで100社近い一般企業を受けて全て不採用だったのに、「介護職は最初に応募した事業所であっさり採用をもらえて、簡単に正規雇用に就けるんだ」ととても嬉しく思いました。

育児でブランク期間があっても余裕で復職できる凄さ

介護職は、とにかく体力的に大変なのはもちろん、認知症の利用者さんの対応をする時は納得させられるよう話をしなければならず、精神的にも大変な職業です。

転職できた当初は、正規雇用として勤務できてよかったと思う反面、自分が予想していた以上に大変な仕事内容で自分には適していないんじゃないかと後悔したこともありましたね。

しかし、体が慣れてくると利用者から感謝の気持ちを伝えてもらえたりして、嬉しく思いましたし、体力も精神力も養えるデスクワークとは違ったメリットもありました。

そして何より良かったのは、一旦介護職に就いたら仮に何らかの理由で退職しても、すんなり復職先が決まりやすいこと。

私は子どもを妊娠して以降は、育児のため10年ほど専業主婦をしていましたが、いざ復職を考え募集している事業所に応募したところ、人手不足なのですぐにでも就業してほしいとお願いされるほどでした。

一方で、私と同じように長年専業主婦をしていて事務職や販売職の業種に就こうとしている人は、求人が出ていても応募者が殺到して書類選考の段階で落とされる現実が待っています。

また、子どもがいると面接で伝えると、「子どもの都合で急な欠勤をするリスクがあるから敬遠されてしまう」と嘆いていている人も良く見かけます。

中には、「半年ほど復職先を探しても、全く見つからない」と悩んでいる人も見たことがあります。

そんなママ友達を見て、改めてあの時介護職に就いててよかったんだと思えました。

パートだった私が正規雇用されたく選んだ介護のお仕事

要点まとめ
  • 就職氷河期で正規雇用されず悶々と非正規として勤務
  • 「正規雇用する」口約束があるも残業代さえカットされ絶望
  • 大学の同窓会で介護業界で活き活き働いている同窓生に会う
  • 新聞の折り込みチラシで地元を重点的に捜索してみた
  • 介護職は大変だが施設によってはボーナス3か月分貰える

介護業界で生き抜くためには、条件の良い施設を選ぶことは必須。

ボーナスや退職金制度がある施設はすぐ埋まってしまうので、早めに応募してしまいましょうね。