介護のお仕事っていうと、施設でご老人たちを介護する人だけしか思い浮かばないのではないでしょうか?

介護業界と関りがなかったら分かりませんが、老人ホームやデイケア、訪問介護や介護タクシーなど様々な形態があって、様々な職種の人間が働いています。

この業界はまだまだ人手不足で、未知の開拓地的な市場ですから、意欲のある若者達が様々なサービスを立ち上げている様は、見てて面白いところでもあります。

私は社畜代表!古き良き印刷屋はブラック会社そのもの

こんにちは!印刷業で、サラリーマンをしていた安武と申します。2年前に会社がつぶれ、突然無職の身に。准看の学校に通いながら、巡回入浴サービス会社に転職し毎日汗を流して奮闘しています。

それまでの私は、いわゆる古典的なブラック企業で印刷屋。

まさに社畜代表といった感じで、月100時間近く残業。終電に乗ることもできませんが、当然タクシー代も出ないな会社でした。

子どもの寝顔すらも見れず、うちにたどりつくなり、玄関で倒れんで寝てしまうこともしばしば。

「このままでは、死んでしまうよ!殺されちゃうよ!」とある日妻に涙ながらに言われ、真剣に転職に向き合うようになった途端、都合よく会社が倒産。

考えてみれば、デジタルな世の中で雑誌の購読者数も年々劇細りとなり、紙の書籍もタブレット端末に置き換えられている世の中。

古紙も中国に爆買いされている現状では紙を扱う、印刷業界はお先真っ暗で、同じ業界には二度と再就職したくありませんでしたね。

家族の顔を見る時間も、家族全員で食事をするのも1週間に1時間あるかないか、そんな異常な状況を変えたい、今度は決して潰れることのない業界にしたいと考え介護業界への転職を決意しました。

母の洗髪をしたのが介護の世界を目指したキッカケ

そもそも、自分の働くモチベーションは家族ありきだったはずです。しかし、振り返ってみると、リーマン時代の自分は家族を犠牲にして身を粉にして働いていました。

週刊誌を毎週作っていたころは、毎週毎週読み捨てられていく紙束のために、必死に命をけずって毎夜仕事をしていたものでした。

そこにある種の虚しさを感じながらも、仕事なのだからと割り切ってやっていましたが、あまり自分のやっていることに生産性を感じなくなっていたことも事実。

ものづくりより、人とのかかわりができるサービス業にチャレンジしたいと考えるきっかけは、作品として残らなくても人とのかかわりで、自分が大事にされている、親切にかかわっている経験を残していきたい憧れがあったから。

また、私の母が入院したときに、生まれて初めて母の髪の毛を洗ってあげたことがあるのですが「こんなに気持ちよくしてもらったことはない」と涙を流して、実の母から感謝されたことも大きかったですね。

他人の髪の毛を洗うことは、親であっても非常に緊張する作業でしたが、同時に洗ってあげた自分が清々しい気持ちになれたことが驚きでした。

仕事として、みんなを笑顔にすることができたら最高だな、と素直な気持ちで喜べたのでお風呂屋さんに転職しました。

母がお世話になっていたヘルパーさんから誘いを受ける

今は准看護師の学校に通っていますが、いずれはヘルパー1級や、介護福祉士など介護系の資格も取得を計画しています。

転職するにあたって、いくつかの転職サイトや転職エージェントに登録してみましたが、現状の私は、非正規雇用としての求人しか紹介してもらえず諦めかけていました。

そんな中、母がお世話になっていたヘルパーさんから、「同じ介護事業所の系列で巡回入浴部を立ち上げるから一度面接に来ないか?」と誘っていただき、その方の紹介でドライバー兼事務職員、晴れて念願だった正社員として採用されました。

前の職場で印刷デザインのレイアウトが本業で、時々営業活動もやらされていたので、その時の体験が多少生かされた感じでしょうか?

転職サイトは、求人情報はたくさん載っているものの、親身になって相談に乗ってもらえる印象は持てませんでしたね。

転職エージェントさんは、素人の私でもガンガン紹介してくれました。履歴書の書き方や面接で聞かれそうな質問も教えてくれイイ感じでしたが、ほどよい通勤距離の職場がなかったので、私の場合は残念な結果。

介護畑では、ど素人の自分が即戦力にはなれることは少ないから、今回正社員で雇ってもらえたのは本当に奇跡的なことですね。

仕事以外での人とのつながりが、再就職につながったのは本当にありがたいこと。これからも、このご縁を大切にして、将来的にはいまの会社にしっかり貢献できるよう、実績を積み上げていきたいですね。

如何なる環境でもプロの入浴サービスを提供する信条

未経験の介護職分野ですが、新しい介護の職場でも上司や同僚に恵まれ、精神的には非常に楽になりました。

残業は毎日1時間程度ありますが、以前に比べれば夢のような早い帰宅時間が叶いました。ただ、肉体的な疲労は以前の1.5倍あります。この業界は、入ってみて分かったことですが、基本的に全員腰痛もちで、まさに介護職は体が資本だと痛感。

若い女性スタッフさんも、ごっつい腰痛ベルトをしていて、自分もきっちり予防しないとダメだなと考えさせられましたね。

介護職の中でも、巡回入浴部に入って良かったのは、出張お風呂屋さんは100%間違いなく歓迎して喜んでもらえること。自宅にお風呂があっても入ることができないほど、要介護が高い方々ですから、週に1回のお風呂がどんなに楽しみなのか、その歓迎ぶりでわかります。

夏場に6件ご家庭を回ると、もう全身の水分が抜けて干上がったような気持ちになりますが、心は爽快です。冷たい麦茶やお菓子を用意してくださるご家庭も多く、ありがたくいただいております。

下町を回っていると、いろんな住宅構造があってお湯が出ないお宅もあります。

玄関で靴を脱ぐのをためうような、信じがたい劣悪な環境の中で生活している人もいらっしゃいます。

でも私は、どんな環境であっても、風呂釜を担いで「こんちは~!」と、元気よく入っていきます。これが、プロの介護職として腕の見せ所ですよ!

みなさん「待ってたよ~」と笑顔で迎えてくださる度に、本当にうれしいなぁ、つい最近まで未経験だったけど、この仕事に転職して本当に良かったと思える瞬間ですね。

未経験からだと学ぶことが多い職種ですが、この業界はまだまだ発展途上です。一緒に頑張りましょう。

先細りの印刷業から巡回入浴サービス会社に転職まとめ

dolphin-203875_640 巡回入浴サービスの介護職は楽すぎ!サビ残ばかりの印刷業からの転職
一ノ瀬
最後に要点を纏めておくよ
  • ブラック的な印刷業で働いていたが会社が倒産
  • 誰かのために一生懸命になれるサービス業に興味を抱いた
  • 介護業界に足を踏み入れたのは母の洗髪をしたことがキッカケ
  • 転職サイトや転職エージェントは思うように活動できない
  • 出張お風呂屋さんで100%満足してもらおうと奮闘中

介護業界に10年ほど籍を置いていますが、この巡回入浴サービスは知りませんでした。

次から次に新しいアイデアが出て来るのは、この業界ならではですね。

福祉業界は法令で雁字がらめにされていますが、そこさえ守っていけば比較的補助金も受けやすい業界とも言えます。志があるなら一緒に頑張ってみませんか?

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