
せめて子供が小さい時期だけでも、成長を見守りたいと思いませんか?
僕自身、残業だけでなくアフター5や土日の接待は当たり前で、出世のためには致し方ない犠牲と考えていました。
当然、息子や娘達と過ごせる時間もごくわずかだった訳で。
それが転職で180度変わってしまいました。
定時で帰れるしアフター5のしがらみもないから、家族と過ごせる時間がメチャメチャ増えてしまった。
そういう幸せを噛みしめている男が、もう一人ここにもいたようです。
もくじ
介護職に転職する前は現場監督で毎日のように徹夜続き
こんにちは!
機械設計と現場監督の仕事をしていた35歳の男です。
現在は老健にケアワーカ―として働いています。
それまでは大阪にある機械メーカーで設計と現場監督。
満員電車に揺られて1時間かけて出勤して真面目に働いていたのですが、毎日深夜まで続く設計業務。
それが終われば工事の現場監督の為、数か月の出張…。
出張先では、2日続けての徹夜も珍しくありません。
社員数も少なく、体調の悪い時も交代してもらえず休暇をもらうことさえできません。
そうして私は、精神的にも肉体的にもボロボロに疲れ果てていました。
結婚して1歳の子供もいます。
家に帰れば、妻と子供は寝ており朝も家族が目覚める前にまた仕事に行くの繰り返し。
妻と子供との会話をする機会も殆どありません。
私が稼がないと家族を養っていけない強迫にも似た気持ちだけて働く毎日。
私の趣味は釣りなのですが、全く海に行く時間も気力もない状態。
働く前は将来、海の近くに住んで毎日釣りをして暮らすのが夢でした。
このままでは働くだけで人生が終わってしまう。
でもそれがこの頃の私の見た現実でした。
現場監督で身も心もボロボロになって介護職に転向した
前職の激務の中でついに私は体調を崩し、出勤することが難しくなります。
それでもそのボロボロの時に頂けた休みは1日だけで、心身ともに限界に達しそのまま退職することになりました。
退職してもゆっくりできるわけでもなく、退職に関する手続きでずっと動き続けている状態。
手続き後も、自己都合での退職では失業保険もすぐには出ないので、家族を養うためにに転職活動を開始。
けれど、同業種ではどこも似た状況なのか中々採用に至らず、体を休めることもままならない上に、貯金を崩していくしかなったこの時期が退職してから一番こたえましたね。
さらに同業種に就職した場合、再び同じことの繰り返しになる不安も常に付きまとっていました。
そんな中、偶然にもハローワークで職業訓練があることを発見。
同じ設計の分野を希望することも考えたのですが、二の舞になる不安が拭えず、採用状況の悪さもあり二の足を踏んでいたところ、ハローワークの職員の方から介護の職業訓練があることを教えられました。
自分にできるのかって不安はあったものの介護職ならば採用もたくさんあり、また全国どこでも働ける魅力から、思い切って介護職の職業訓練に申し込み。
希望多数で、訓練を受けるためのテストはかなりの倍率でしたが、狭き門を勝ち抜いて見事訓練を受ける運びとなりました。
介護職への転職は情報収集に力を入れて慎重に行った
職業訓練でヘルパー2級を取得し早速仕事探しを開始。
ただ初めての職種のため、就職活動の進め方に戸惑いました。
特に、デイサービスや特養・老健・グループホームなど、数ある介護施設の中でどの種類の施設に向かって就職活動をすればいいのかが分かりません。
どの種類の施設が自分に合っていて、なおかつ家族を養っていけるのかが分からなければ、前職と同じことになると考えました。
ですから、初めのうちは履歴書を送ることはせず、とりあえず介護の合同就職説明会に行ったり、市町村に設置されていた介護職員の登録制度を利用したり色々しました。
そこでお話を伺ったり、相談に乗っていただいたりした中で、家族3人で暮らしていくためには、夜勤のある施設でないとお給料的に厳しいことが分かってきました。
そこからは、施設の種類を特養と老健にしぼり、就職活動を始めました。
調べてみると、車通勤で通える範囲に特養も老健も数件施設があることが分かりました。
次の就職には絶対失敗したくない思いがあり、かなり力を入れてリサーチ。
その施設のホームページを見たり、口コミサイトで口コミを確認したりしましたね。
就職情報誌は欠かさず見ていましたね。
最終的に、車でそう時間をかえずに通勤でき、給料面でも休日や手当等がしっかりしていそうな施設の求人を幸運にも見つけ、面接をしていただけることとなりそのまま採用、
今に至ります。
介護職に転職して家族や趣味の時間が十分に確保できた
最終的に老健に転職し、良かったことはたくさんあります。
まず前職では考えられませんでしたが、ほぼ定時で帰ることができます。
一人で寂しく食事を取ることもなくなり、今は日勤の時は家族みんなで食卓を囲んでいますよ。
シフト制なので決まった曜日に休むことはできませんが、体調が悪いとちゃんと休みをもらうこともできます。
夜勤もありますがロング夜勤のため、結果的に休日が多くなっています。
前職では起きている時にほとんど会えなかった子どもと遊んだり、出掛けたり、成長を日々感じることが出来ています。
しかも、趣味の釣りにも存分に出かけられます。
諸々の手当で前職よりもお給料がアップし、家族で旅行にも行けるようになりました。
一昨年に介護福祉士の資格も取得し、もしまた施設を変わることになっても、全国どこででも就職できる安心感があります。
このご時勢で、一度就職できたから定年まで同じ会社で働き続けることができるか分かりませんよね?
家族を養っていく上でそれは本当に心の安定に繋がっています。
そして、一度は諦めた「海の近くに住む」長年の夢がまた大きくなってきています。それも、心の余裕と体の健康があってこそです。
前職では日々こなしていくのが精いっぱいでした。家族と過ごしたり、自分の趣味に没頭することなど夢の夢でした。
でも今は違います。未来のことをポジティブに考えることができます。私自身は、思い切って介護職に転職して本当に良かったですね。
定時で帰れる介護職に転職して身も心も回復した話

- 大阪にある機械メーカーで設計と現場監督をしていた
- 毎晩のように続く残業と徹夜で身も心もボロボロ
- 家族を養うためには夜勤込みの給料でないと無理と判断
- 最終的に転職サイトで現在の職場を発見した
- 介護職に転職して家族や趣味に費やす時間が増えた

