すみれ流転職ノウハウ
介護の転職でハローワークは利用すべき手段かメリットを調べてみた

転職を考えている人の多くが、ハローワークを利用しての転職活動を真っ先に思いつくのではないでしょうか?

特に僕達中高年にとってハローワークは馴染み深く、転職といえばハローワークの利用ぐらいしか思いつかない人もまだまだ多いですね。

しかし、時代の変化とともに転職の様式も変わったことに気付けないまま、何となくハローワークを利用しているとしたら、ちょっと危険信号。

絶対損しています。

もくじ

ハローワークは国が運営する失業者解消のための機関

ハローワークとして知られている職業安定所。

ひと昔前は職安と呼ばれていたので、中高年の中には未だ職安と呼ぶ人も少なくありません。

一ノ瀬
未だ職安と呼んじゃう僕はオールディーズ

それもそのはず、ハローワークは1日20万人が利用する巨大職業紹介所で、全国に544カ所点在しており、そこで働く職員数は約1万1千人、相談員に至っては約1万7千人いると言われています。

国民の税金で運営されているハローワークは厚生労働省の管轄。

身近に感じるのも無理もありませんが、ハローワークの特性を知らないまま利用し続けると、どんどん下流に流されていくことに気付きます。

国の機関だし、ほぼ全てのサービスを無償で利用できるので「自分にあった求人を紹介してもらえる」と期待してしまいますが、ハローワークの役割は失業状態の解消であって、求人の紹介事業を行っているわけではありません。

ですから

  • 細かい希望条件にあう求人を探したい
  • 応募先企業の社風や雰囲気を教えて欲しい
  • 待遇がいい求人をこっそり紹介して欲しい

の要求には基本的に応えられないのです。

ハローワークは、民間の職業紹介事業では就職へ結びつけることが難しい就職困難者を中心に、最後のセーフティネットとしての役割を担っているにすぎません。

今より待遇が高い求人を探したり、応募先の社風や雰囲気を知ったうえでの応募を希望しているのであれば、転職エージェントを利用した方が無難ですね。

ハローワークを利用するメリットは地元密着の企業探し

ハローワークを利用するメリットのひとつが、地元に密着した中小企業や零細企業を簡単に探し出せることですね。

基本的にハローワークには管轄があり、その地域に属する企業の求人が集まる仕組みなので、全国を対象とした転職サイトや転職エージェントに比べてピンポイントで求人を探し出すことができます。

すみれ
簡単に言えば縄張りよね?

その他にもいくつかメリットはあるので、紹介しておきましょう!

地元や地方で探す場合は強い

転職サイトや転職エージェントは企業が密集する都市部の求人を多く取り扱う傾向がありますが、逆に地方に行けば行くほどハローワークの力が発揮されます。

ですから、地元や地方部にこだわって求人を探すのであれば、むしろハローワークの方が便利な場合もあり得えます。

ただし、ハローワークは失業状態の解消がその主な目的ですから、贅沢な条件を選ぶことは許されないのが実情。

一度でもハローワークの求人情報を覗いたことがある人ならお分かりでしょうが、正直、生活していけるかどうかってレベルの求人がほとんどです。

ハローワークに求人を出す企業の多くが、求人に余計なコストをかけたくないと考える中小・零細企業ですから当然の結果ですが、こんな背景を知らずにハローワークを訪れた多くの求職者が、自分に合う仕事がないと嘆く結果に繋がるのです。

失業給付金が支給される

介護職は滅多に失業することはありませんが、ハローワークでは、リストラされて職を失った会社都合退職者や、自己都合退職者を対象に失業保険の給付を行う機関としても知られているので覚えておきましょう。

失業給付金は、失業中の生活を心配することなく転職活動を行うことを目的として給付されますが、休職中の方や妊娠されている方には給付されません。

また実際に失業給付金があなたの口座に振り込まれるまでに、かなりのタイムラグが発生しますから、事前に確認しておくべきですね。

ざっと失業給付の流れを説明しておきます。

1.受給資格

基本手当は、被保険者が失業した場合において、離職の日以前2年間に通算して12か月以上であった時支給される

ただし、失業の状態であることが条件

2.所定給付日数

受給資格に基づき基本手当を支給する日数は、次に掲げる受給資格者の区分に応じて当該日数とする

特定受給者の30歳以上から45歳未満の1年以上5年未満の所定給付日数が、2017年に改定されましたね。

3.日数の計算

賃金日額=被保険者期間として計算され6か月間に支払われた賃金の総額÷180

ただし、給付額は、45%から80%と言われており、詳しいことはハローワークの職員に聞かないと分かりません。

一ノ瀬
結構もらえる!ってぬか喜びしないように

職業訓練を受けることができる

ハローワークでは、求人の紹介や失業保険の給付だけでなく、職業安定所の指示の元、公共職業訓練を受けることができます。

職業訓練とは、主に就職に役立つ知識や技能の習得を目的として、無料で受講することができます。

また、国家資格を取得できるコースや介護職員初任者研修も随時開催されており、人気の講座は常に満員です。

満員の場合は、ハローワーク窓口で厳しく適性をチェックされたり抽選になる場合もあり、基本的に失業保険の給付期間中でしか受講できませんので気を付けてください。

また失業者は、訓練期間中、失業保険の受給期間延長を受けることができるので、経済面を心配することなく職業訓練に打ち込めます。

その他、寄宿手当も支給されます。

一ノ瀬
寄宿手当はいわゆる職業訓練に通うための宿代です。

寄宿手当は一定の条件を満たす必要があるので注意が必要だよ。

ハローワークの利用デメリットは質の低い求人ばかり

メリットの部でも紹介しましたが、ハローワークの求人は無償で広告を打てるため、求職活動にコストをかけたくない中小・零細企業の求人が大半を占める結果を生んでいます。

もちろん、僕達もハローワークには求人を出し続けています。

一ノ瀬
無料なので出さない手はないよね。

条件の良い求人には応募者が殺到する傾向にあり、僕達からすれば適性のない方からの応募も混じっいるため、これは正直手間なんですよね。

ハローワークの職員も、求人を右から左に流すだけで、求職者が「応募したい」と言えば基本的に拒めないシステムになっています。

一ノ瀬
介護のお仕事には全く興味ないけど
失業してるから職くれ!みたいな人のことね。

条件が悪い求人が大半を占める現状

反対に、条件が悪い求人には応募者が集まることはなく、通年求人が出されている状態が続いています。

そういう企業は転職エージェントや転職サイトに依頼したとしても、求人が集まる確率は低いため常に人手不足のスパイラルが続いています。

ですから、ウソの雇用条件を提示して求職者を集める悪質な企業が後を絶ちません。

僕達からすれば、条件と違う!詐欺だ!って事態に陥りますが、ハローワークは求人を右から左に流しているだけなので、基本的には苦情には応じてもらえません。

僕も経験があるのですが、こういう場合は無情にも「労基署に行ってください」とアドバイスされるだけです。

ハローワークの職員はプロではない

ハローワークの職員は公務員だから信用できるとアドバイスを期待する方が多いのですが、彼らは公務員であって転職のプロではありません。

もちろん、履歴書類の書き方や面接のシミュレーションもやってはくれますが、如何せん教科書通りの対応。

分かり易くいえばお役所対応しかされませんから、踏み込んだ質問をしても答えが返ってきませんし、業界や職種の知識もありません。

もっというなら、ハローワークは僕達中高年に、介護のお仕事やタクシーの運転手を推してきますが、それらの業界や職種に関する造詣は全くありません。

もしあなたが介護のお仕事についてもっと知りたいのであれば、ハローワークの窓口ではなく転職エージェントに相談することを強くお勧めします。

とりあえずの就職を激押しされる

ハローワークは失業保険がもらえる機関ではなく、失業状態を解消するためのお役所です。

そのため、ハローワークは少しでも失業保険を払うことなく、失業者を就職に導くのがミッションですから、有無を言わさず求人を押し付けてくることがあります。

これに対しては、失業者は基本的にハローワーク窓口が紹介する求人に応募する義務がありますので、正当な理由がない限り拒めません。

しかも適性を無視して押し付けてくる職種の多くが、慢性的な人手不足である職種ばかりです。

僕自身、リーマンショック時にリストラされハローワークで「中高年に紹介できるのは、介護職かタクシーの運転手だけ」と言われたのがショックでしたね。

担当のおじいちゃんは、続けて「職があるだけマシ」とか「この歳で職業は選べない」と、ひと昔前の職業論を語り続けていましたよ。

こういう偏った考え方を刷り込まれて絶望する前に、転職エージェントで自分に適した職業を紹介してもらった方が身のためです。

ハローワークだけを利用する転職活動はメチャ危険!

僕が体験したように、ハローワークでは未だに35歳転職限界説とか、中高年は職業を選べないって古い考えが蔓延しています。

しかし、時代は変わったんですよね。

労働人口の減少により、企業は従業員集めに必死で、ある程度経験を積んだ僕達中高年に白羽の矢が立っています。

確かにリーマンショック時には職種を選べる余裕はなかったように記憶していますが、2017年ごろから希望する職種に就け始める逆転現象が起こっています。

私みたいにある程度求人を探し出せるテクニックを持っていれば割と簡単に希望の求人を探し出せますが、なかなか上手くはいかないものです。

そんな時は、転職エージェントに相談していろいろ求人を紹介してもらうのが手っ取り早いですね。

キャリアコンサルタントは、これまでのあなたの経歴を棚卸して、どんな職場が適しているのかアドバイスしてくれます。

経験やスキルに見合った求人を紹介してもらえるだけでなく、企業の内部情報にも精通していますからあなたと相性バッチリな職場に出会える確率が上がります。

転職エージェントを利用する最大の利点は、面接官の人となりを把握しているキャリアコンサルタントから、強みをどうやって伝えればいいのか?どういう風に回答すれば心象を良くできるのか教えてもらえること。

企業の風土や、採用官の人となりを事前に聞いておけば、初めての面接でもさほど緊張することはありません。

自分の強みが分からない人ほど、転職エージェントを上手く利用すれば、思いもしない良質な求人に出会える確率はグッとあがりますよ。

当サイトいち押し!
プロのキャリアコンサルに任せるのが今流!スマイル SUPPORT介護はおススメです

介護転職でハローワークは利用すべき手段か調べてみた

一ノ瀬
最後に要点をまとめておくよ!!
  • ハローワークは失業者解消のための機関
  • 利用するメリットは地元に密着した求人
  • 質の低い求人が混じっているデメリット
  • 失業したらとりあえずの求人を激押しされウザい
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後悔しない介護の転職を成し遂げるためのノウハウを発信しています

~2020年4月:転職市場の動向~

4月は春の入社に合わせ質の良い求人が出回る時期ですが、コロナウィルスの影響で市場が大混乱しているので気を付けてください!

現時点において、転職市場から求人が消滅する等の影響は出ていませんが、採用を先延ばしにしたり対面ではなくWEB経由での面接を行う企業が出始めています。

普段使うことのないSkypeやzoomの使い方を要求される場合があるので、この際使い方をマスターしてみましょう!

ただし、同時にライバル達も動き始めるのでしっかり情報収集を行って万全の態勢で臨みましょう!

  1. このサイトを参考に、最低でも複数の転職サービス(スマイルSUPPORT介護きらケアリクナビNEXT)に登録する
  2. 転職エージェントに登録した際、電話ではなく直接会って自分なりを知ってもらう
  3. 相性の良いキャリアコンサルタントに出会えたなら、信頼関係を結び熱い思いをぶつける

多少転職回数が多かろうが年齢が高かろうが、熱意が伝われば応じてくれるキャリアコンサルタントは必ずいます。

ただし、彼ら彼女らは月に100人近い転職者を扱うので、あなたの存在が埋もれていくことは絶対に阻止してくださいね。

スマイルSUPPOT介護
老人ホームの運営で培ったノウハウがウリ
他の転職エージェントに比べ、条件のいい求人を多数保有しているスマイルSUPPORT介護は、多くの老人ホームや認可保育園を実際に運営し、介護・福祉・医療サービスを幅広く提供していることで知られています。

しかも、キャリアコンサルタントは全員介護系の資格保持者!!気合の入れようが他とは違います。そんな彼ら彼女らが登録から入職まで全て0円でサポートしてくれるから、安心できますよね。

ただし、有資格者、実務経験者でないと登録できないから注意ですよ!

取り扱いの雇用形態
・紹介(職業紹介)・紹介予定派遣・派遣

対象地域
北海道・関東地方(茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県)・東海地方(岐阜県・静岡県・愛知県・三重県)・関西地方(滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県)・九州地方(福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県)

 

きらケア
人間関係を重視した珍しい転職支援サービス
きらケアは医療・介護業界に特化し、転職時にもっとも気になる施設内の人間関係や社風の評判に精通したキャリアコンサルタントがアドバイスしてくれる転職支援サービス。

こだわりの条件で求人を検索できるのはもちろん、表には出ない良質な非公開求人を数多く取圧扱っていることでも有名。

すべての都道府県の求人を扱っているのも頼もしい限りです。

取り扱いの雇用形態
・紹介(職業紹介)・紹介予定派遣・派遣・契約社員・パート
対象地域
1都1道2府43県すべて

かいご畑
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対象者は介護の資格を持っていない初心者から経験者層まで、年齢層も20代から50代までと幅広い求人を扱っています。

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取り扱いの雇用形態
・紹介(職業紹介)・紹介予定派遣・派遣・契約社員・パート

対象地域
北海道・秋田県・関東地方(茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県)・新潟県・山梨県・関西地方(滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県)・岡山県・福岡県・佐賀県

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