
履歴書の作成って色々面倒ですよね?
介護のお仕事される方達って、メチャメチャ書類作成が苦手なことは知っています。
でも、自分の経歴の自信がないからと、アレコレ話を盛ってしまうと逆効果になるので理解してくださいね。
もくじ
抱腹絶倒!驚異の履歴書ベスト5を勝手にランキング
僕がこの業界に入って10年経ちましたが、何より驚かされるのはウソも大概にしとけよってレベルの履歴書の数々。
なかには思わず笑ってしまう微笑ましいものもありますが、悪意のある履歴書は即お見送りボックス行きです。
最近ではエージェントが転職者に代わって履歴書を作ることが多くなり、めったにみられなくなりましたが、まだまだ面白い履歴書に出会えてしまいます。
第1位:手取り年収600万円事件
ダントツで1位がこの手取り年収600万円と書かれた履歴書。
履歴書の希望欄には「特になし」と書くのが一般的なのに、この未経験の30代OLさんは「最低でも手取りで600万円いただきたい!!」と堂々と書かれていました。
手取り600万円だと、年収換算で800万円ぐらい?
施設長の年収より高いやんけ!!って、この時ばかりは職員一同で笑ってしまいました。
もうね、この人は一生転職はできんだろうなと思いつつ、即お見送りボックス行き。
第2位:20年前の証明写真事件
履歴書に貼る証明社員は色々やらかしてくれるアイテムなので僕は好きなんですが、この40代主婦の証明社員は凄かった。
なにせ20年前の、しかも一回使用した形跡が残るお写真ですよ。
使用した形跡を完全に消すならちゃんと4隅を貼れよ!ってツッコんでしまいました。
雑な性格が見え隠れする40代の履歴書は、もちろん即お見送り。

プリクラを貼ってくる人が絶えないね

第3位:達筆すぎて読めない事件
汚すぎて読めない履歴書が多い中で、達筆すぎて読めない履歴書も多いのが介護業界あるある。
正直このレベルになると、汚いのか達筆なのか判別不能です!
ご年配の相談員さんに代わりに読んでもらいましたが、結局全部読みきれずお見送り。

職員にひとりは習字のプロがいます
第4位:枠を勝手に追加事件
職歴を書ききれないからと、自分で勝手に枠を追加。
あのさ…、枠を増加するのはもちろんルール違反だけど、40代ならせめて定規ぐらい使えよ。
まっすぐ引けてないヨレヨレの直線を見ながら、よっぽど急いでたんだろうと思いつつ、即お見送り。
第5位:昭和?の履歴書事件
どこの国の履歴書?って思える奇想天外な履歴書を提出してきた人がいて、この方の履歴書は提出日が昭和〇〇年となっていました。
恐らく20年前のバイトか何かに使ったんだろうけど、せめて提出日の間違いに気付いてください。
平成バージョンを買えよ。
介護職が確実に採用される履歴書を書くための3大原則
歴書類はあなたという商品を企業に売り込むためのカタログだと、意識してください。
そうやって意識するだけでも、書類の通過率が断然違ってきます。
履歴書類はあなたがこれまで働いてきた経歴を、端的にかつ分かり易くまとめるだけですが、まとめ方も肝心です。
あなたがもし逆の立場なら、ゴチャゴチャ汚い字で書かれたカタログだったら、読む気さえ起らないって理解できるはずです。
また、履歴書類にウソ偽りを書いてしまうと、その後の選考に影響を及ぼしてしまうので、転職で叶えたいことをしっかり考え間違いのない履歴書類を作りましょう!
読みやすい見た目に徹する
間違いのない中身であることはもちろんのこと、読みやすい見た目かどうかは疎かにされがちです。
どんなに素晴らしい履歴書類でも、採用担当者の読む気を失わしては意味がありません。
ですから、誰が見ても分かりやすいように、罫線と適宜の改行、場合によっては箇条書きを使ってください。
求人内容に沿った内容にアレンジ
履歴書類を作る上で大切なのは、あなたが応募先で求められている人材にピッタリだとアピールすることです。
だからと言って、卒業してもない有名大学出身と偽るのは論外です。


また、応募先ごとにアレンジした履歴書類作りを心掛けてください。
どこの施設での通用しそうな、一般的な内容では採用担当者の心は掴めませんよ!
採用担当者の目に留まる工夫
採用担当者の目に留まるようにと僕が言えば、Θ§Λ←こんな特殊記号を多用して目立とうとする人がいるんですが、そこ違いますから。
採用担当者の目に留まるとは、履歴書の内容に共感してもらうことを指します。
例えば、職歴エピソードで汗・涙・情熱・友情の文言が入っていれば、共感を呼び情動を呼び起こし、読む人の感情を揺さぶれます。

実際採用された介護職の履歴書類はA4で2枚がベスト
履歴書類は、A4で2枚から3枚でまとめるのが大原則。
僕のように職歴が極端に多い人は、3枚になっても問題ありませんが、それ以外の人は2枚まででまとめるのがベストだと考えています。
これは何故か説明すると、履歴書類の枚数が増えれば増えるほど採用担当者は読む気を失います。
僕達は、毎日、何十通もの履歴書類に目を通します。
まとめられていないゴチャゴチャしたのもは疲れますし、何より枚数が多くなりがちな中高年は、上手くまとめられない人ととレッテルを貼られるのがオチです。

この人は何か勘違いしていませんか?
履歴書類が2枚以上になった場合、ホッチキスで左上をとめて提出しましょう。
稀に、ホッチキスではなくクリップ止めを推奨している転職攻略本がありますが、何らかのハプニングで外れてしまうと収拾がつかなくなります。
ですから、断然ホッチキス止めのほうがありがたいと感じてしまいます。
採用される介護職の履歴書は必ずカスタマイズされてる
ここまで説明してきたのはあくまでも基本中の基本。
これらのルールを踏まえながら、一番目立たたせたいアピールポイントはどこにするのか?
逆に、この部分はコンパクトにまとてみよう考えるのは書き手の自由です。
ですから、自分らしく応募企業ごとにカスタマイズしていくのがあるべき姿です。
例えば同じ介護職でも、老人ホームに出す履歴書とグループホームに出す履歴書はまるっきり違っているハズですよね?
介護職のような専門職に応募する場合は、得意分野を目立たせせ、ケアマネや管理職に応募する場合はリーダー経験を前面に出す工夫をしましょう。
もちろん、自己PRや志望動機も応募する会社ごとに変えてくださいね。
特に志望動機が使いまわしである場合、人格を疑われますから、せっかくのチャンスを逃さないよう心を込めて書いてください。
考えてもアレンジできなければのコンサルに相談すべき
履歴書類の書き方については転職攻略本を読めば、どういう構成で書けば効率的なのか分かりますが、1点注意しておくことがあります。
それは、転職攻略本に書いてある例をまる写ししないことです。
僕たちはこれを「写経」とか呼んでいて、転職攻略本に書いてある事例は、どちらかと言えば超が付くほどエリート向けに書かれていますから、丸写ししてしまうとちぐはぐ感が否めません。
ですから、必ず自分自身の言葉で語ってください。
しかし、どうしても自分のアピールすべき点を書けなかったり、企業研究できず御社の理念に共感してしまう人は後を絶ちませんよね?
そんな時は、転職エージェントに相談していろいろアドバイスをもらってしまうのが手っ取り早いですね。
キャリアコンサルタントは、これまでのあなたの経歴を棚卸して、どんなアピールをすれば効率的なのかアドバイスしてくれます。
併せて、経験やスキルに見合った求人を紹介してもらえるだけでなく、企業の内部情報にも精通していますからあなたと相性バッチリな職場に出会える確率が上がります。
転職エージェントを利用する最大の利点は、面接官の人となりを把握しているキャリアコンサルタントから、強みをどうやって伝えればいいのか?どういう風に回答すれば心象を良くできるのか教えてもらえること。
企業の風土や、採用官の人となりを事前に聞いておけば、初めての面接でもさほど緊張することはありません。
自分の強みが分からない人ほど、転職エージェントを上手く利用すれば、思いもしない良質な求人に出会えます。
ウソまみれな履歴書はお見送りボックスに送られる話

- 希望欄には何も書かないのが基本
- 証明写真の使いまわしは即バレる
- 職務履歴書はA4用紙2枚がベスト
- 履歴書の書き方が分からなければエージェントに相談


(公表できないけど)