
転職回数が多いと就職できないと嘆く人が多いですが、この業界では転職当たりですよね?
僕自身、リーマンショックでリストラを経験して介護業界に流れ着いたけど、その時の転職回数は実に5回。
20代に理想を追い過ぎて3回も転職してしまったのがアダとなり、面接で受ける質問は転職回数に関するものばかりで超ウンザリ。
でも、転職回数がどれだけ多くても、テクニックさえ習得してしまえば割と簡単に転職できるのがまた面白い。
もくじ
転職回数は経験企業マイナス1でカウントするのが基本
一度でも転職したことのある30代は80%を超える勢いで、40代になると実に86%に膨れ上がります。
この結果から分かるように、2019年現在、転職を経験したビジネスパーソンのほうが多く、逆に一度も転職したことがない人のほうがレアな存在になりつつあります。
そもそも転職回数ってどうやって数えていると思いますか?
実は、転職回数を聞かれた場合、正社員として勤務した企業数マイナス1を転職回数とすることが多いですね。
じゃあ、アルバイトやパートは含まないのか疑問になります。
法律を伴うルールはないものの、アルバイトやパートは含まず派遣社員と契約社員は含むと定義する企業や転職エージェントが多いですね。
自分の転職回数じゃどこも相手にしてもらえないと不安なら、キャリアコンサルタントに上手くまるめてもらうのが超おススメです。
僕自身、正社員3社、派遣と契約社員3社の計6社の他に、失業していた時の短期アルバイトの経験もありましたが、キャリアコンサルタントから「短期のアルバイトや派遣は含めなくてもよい」と結局転職回数は5回で収まりました。
転職回数が多いとすぐ辞める人材ではないか疑われる
では、転職回数は何回までなら許容範囲とされているのでしょうか?
株式会社マイナビが採用担当者に対して行ったアンケートでは、20代で3回、30代で4回・40代で5回で多いと感じると回答した企業が多かったようです。
しかしこれはあくまで一般論です。
介護業界のように転職回数が多くても影響を及ぼさない業界もありますし、古い考えが色濃く残る製造業では30代で転職回数が4回もあると完全にアウト。

一般的に転職回数が多い人は、
- 忍耐強さがない
- 責任感がない
- 物事からを投げ出すクセがある
人物としてマイナス評価を受けることが多く、採用してもすぐ辞める人物として警戒されてきました。
しかし、日本の社会は徐々に変わり始めています。
労働人口が減少して慢性的な人手不足が生じ、年功序列主義が廃止され成果主義に転じる企業が増え、結果が求められる時代がやってきました。
このような環境の変化が起こったため、転職することが当たり前になってきました。


ただ、4か月・7か月の短期間での転職を繰り返している人は、要注意ですよ!!
合わない会社ばかりを選んでいるってことは、
- ちゃんと企業研究しているのか?
- 当社を受けたのも適当に選んだだけじゃないのか?
って不信感を持たれます。
ちゃんと企業研究して、入ってみてダメだったら僕の3・3・3の法則を思い出してみよう!
転職回数が多いと面接で確実に聞かれるので対策が必要
自分で転職回数が多いと感じている人は、面接で確実に転職理由を聞かれる覚悟をしておいてください。
転職回数が多いのはどんな理由からか?と一括りに聞かれるより、新卒時から数えて1社目、2社目と説明させられるケースが断然多いですね。

マイナス要素が、一気にプラスに反転すること間違いなし!
上司がいけ好かない奴だったとか、同僚の陰口で体調を壊した退職理由だと、この人物は人間関係が弱い人材とレッテルを張られ、そのままお見送りの対象になります。
本音が人間関係の退職であっても、建前としてもっともらしい理由を作るのが転職活動における礼儀です。
これまで経験してきた職場で学んだことを活かし、御社で真面目に取り組んで貢献したいとの心構えをアピールすると、イイ感じでアピールできます。

例えば、ただ1カ所の企業で通じる仕事術ではなく、どこの事業所でも働けるスキルを身に就けたかったから転職をした回答。
本音で言えば短絡的に転職を繰り返したんだけれども、建前的に目的意識をハッキリ持って転職したとアピールすればいい。


採用職の中では公然の事実。

物は言いようって言うよね?
転職の目的が上昇志向を伴うことだったとアピールすれば、割と通じます。
転職回数をごまかして入社すれば懲戒処分の対象になる
転職回数が多いと、ついつい誤魔化してしまう行為に発展しますが正直お勧めできません。
履歴書や職務履歴書が、いわば盛られまくった書類であることは、僕達採用担当者は十分も承知しています。

ですからある程度のことは仕方ないと考えていますが、あまりにも大きなウソは経歴詐称に繋がります。
確かに今の世の中、社会保険の加入手続きには原本を提出する必要はなく、基礎年金番号部分や雇用保険被保険者番号さえ分かれば良いので、職歴までは追えません。
昭和の時代には盛んだった前歴調査も、個人情報保護法から行われなくなり、転職回数を誤魔化して入社することは容易くなったと言わざるを得ません。
だからといって、入社してから経歴詐称が発覚した場合、懲戒免職処分される恐れは十分にあります。
バレないと高を括っていて、ひょんなことから芋づる式にバレてしまうのがウソです。


知らないなぁって話に発展すると厄介です。
経歴詐称は絶対にダメだけど、3か月以内の退職は経歴に含めなくてもいいって考えています。

そうです、諸説があって僕の考えが絶対に正しいわけじゃありませんが、僕の履歴書に試用期間内で辞めた職歴は記載していません。
独りでまるめるのが怖いなら、転職エージェントに相談してみてはどうですか?
転職回数が多くても採用される秘訣は経験した職場体験
僕が敢えて転職回数の多さをアピールするのは、それが武器になると分かっているから。
転職して様々な職場を経験すればするほど、そこで得られた経験やスキルはあなただけの唯一無二のアピールポイントになります。
これまでに経験を重ねるごとに身に就いたスキルをどう活かしてきたのか?その過程でどういった風に成長してきたのか?転職と成長を絡ませてアピールすれば最強です。

あとは、入社のための熱意が必要ですね。
どれだけ熱意があっても、それが採用担当者に伝わらなければ悲しいですよね?
ですから、企業研究をしっかり行って業務内容のどこに惹かれたのか?どのように職場で貢献できるのか?イメージして、具体的に伝える努力をするべき。
最後に、これが最後の転職との覚悟をもって挑めばより現実味が増しますから、好感を持たれることは間違いないでしょうね。
転職回数が多いならエージェントを利用した方がいい理由
僕が、転職回数が多くても内定を得ることができるのは、入念な企業研究と転職回数をアピールポイントに変えるテクニックを身に着けているから。
でも、入念な企業研究ってなかなかできるものではないんですよね?

下手に企業研究すれば、逆効果ですから、ここは転職エージェントに相談していろいろアドバイスを貰うのが得策。
転職エージェントは、これまでのあなたの経歴を棚卸して、どこをどうまるめれば美しい履歴書類になるのかアドバイスしてくれるから安心できます。
また、経験やスキルに見合った求人を紹介してもらえ、かつ企業の内部情報にも精通していますから、下手に理念に共感する必要もありません。
転職エージェントを利用する最大の利点は、面接官の人となりを把握しているキャリアコンサルタントから、転職回数が多い場合は、どう回答すれば良いのか?どういう風に回答すれば心象を良くできるのか教えてもらえることです。
企業の風土や、採用官の人となりを事前に聞いておけば、初めての面接でもさほど緊張することはありません。
転職回数が多い人ほど、転職エージェントを上手く利用すれば、思いもしない良質な求人に出会えます。
転職回数が多いとイメージダウンでも内定を取れる理由

- 一度でも転職したことのある40代は86%もいる
- 転職回数が多いとすぐ辞めるのではないか疑われる
- 転職回数をごまかすと懲戒処分の対象
- 転職回数が多い事実をポジティブ転換してアピール