
転職には様々な手段があるのをご存じでしょうか?
いざ転職をしようと思っても、どのような転職手段があるのか分かりませんし、そもそも自分にはどの手段が適しているのか分かりません。
そこで今回は、介護のお仕事を探す際の効率的な手段を8つ紹介するとともに、どの手段が質の良い求人を得られるのか開設していきます。
僕の一押しは転職エージェントですが、折り込みチラシやコネも捨てがたいよね。
もくじ
自分のペースでたくさん求人を探したいなら転職サイト
今や求人情報の9割以上がインターネット上に存在すると言われ、毎年数多くの転職サイトが現れては膨大な求人情報を発信し続けています。
転職サイトは、ビジネスモデルによって様々なタイプに分かれますが、茫然と全てのサイトを網羅しようとしても、ただ時間だけが過ぎ効率が悪いです。
複数の転職サイトを行ったり来たりするのであれば、転職サイト+ハローワーク、転職サイト+折込チラシの形で使うのがよっぽど効率的。
一般的に、介護のお仕事を探すならジョブメドレーに代表される大型サイトをひとつ押さえておけば問題ありません。
また、介護のお仕事情報は少ないもののリクナビNEXTやマイナビ転職には、無料で使える便利な機能が多数備わっています。
こちらもひとつ登録しておいて、自己分析を行う際に活用しましょう!
転職サイトのメリット
転職サイト最大のメリットは、空いた時間に好きなだけ求人情報を検索できることですね。
他人に干渉されずマイペースに職探しをしたい方は、転職サイトで決まりでしょうね。
今やほとんどの転職サイトが、専用のアプリを開発してボタン一つで求人の応募できる仕組み。
ですから、いったん履歴書類をWEB上に登録してしまえば、煩わしい手続きを踏まずに、いつでもどこでも求人へ応募できるのが嬉しいですね。
転職サイトのデメリット
転職サイト最大のデメリットは、応募者のフィルタリングを行うことでも有名な機械的な合否判定です。
転職サイトは事前に登録した年齢・転職回数のフィルター条件をくぐり抜けることができた転職者だけが、応募できる仕組みです。
ですから転職サイトは、中高年や転職回数の多い転職者には不利なシステム。
また、メリットに書いた通り、いつでもどこでもボタン一つで求人に応募できるため条件の良い求人には応募者が殺到している状態が続いています。
よって転職サイト経由で応募する場合、条件が多少劣っている求人を探すテクニックが必要ですから、応募者が殺到しない転職エージェントの非公開求人に挑戦すべきですね。
無料でいっぱい支援を受けたいなら転職エージェント
転職サイトと違い転職エージェントが持つ非公開求人は、広く公開されていません。
基本的に広く公開されていないため応募者が殺到することもなく、条件の良い求人情報を得る目的なら他の手段と比較して最も効率的ですよね?
また転職サイトと違い、応募者の職歴をチェックするのは人です。
年齢や転職回数が多い不利な条件を抱える転職者は、転職エージェントに登録してみると意外な結果が待っています。

転職エージェントのメリット
転職エージェント最大のメリットは、キャリアコンサルタントが転職者ひとりひとりに合わせた求人を提供してくれること。
キャリアコンサルタントは転職のプロです。
あなたの職歴や条件に最適な非公開求人を教えてくれるだけでなく、企業の採用担当者に向けて推薦状を出してくれるため、ひとりで転職するより心強いですよね?
また、応募書類の作り方から添削、面接のシュミュレーション、年収の交渉も行ってくれるので利用しない手はありません。


転職エージェントのデメリット
転職エージェントのデメリットのひとつが、一度、直接または電話を介しキャリアコンサルタントとの面談が必要なこと。
転職エージェントに登録したら、必ず電話かメールで「面談しましょう」と連絡が来るんですが、これが苦手だ・嫌だって人は後を絶ちません。
しかし考えてみてくださいよ。
電話で「面談しましょう」と連絡が来るのは、あなたに何らかの市場価値があり求人を紹介してもらえるサインでもあるんですよね。
ですから、連絡が来れば必ず応対してください。

ひとたびキャリアコンサルタントと信頼関係を結ぶことができれば、僕みたいに転職回数が多くても非公開求人を紹介してもらえました。
地元の求人を探すならハローワークだがトラブルが多い
ハローワークは厚生労働省が管轄する機関で、全国の主な都道府県に置かれてる職業紹介所。
基本的に誰でも無料で登録することができ、ハローワークインターネットサービスには膨大な求人情報が溢れかえっています。
また、他の手段に比べ内定を獲得しやすい傾向にありますが、それらは求人に費用をかけることができない中小・零細企業がほとんど。
求人票の諸条件に興味があって応募したのに、実際はまるで違っていたケースはよく起こり、またトラブルにもなっています。
ハローワークのメリット
ハローワークのメリットは、やはり気軽に地元の求人に応募できることですね。
ただし、ハローワーク求人に応募する場合は窓口を通さなければならないルールがありますので、自宅でよさげな求人を見つけた場合も、一旦最寄りのハローワークに出向かなければなりません。
また、未経験で介護のお仕事にチャレンジする場合は、職業訓練で費用をかけず初任者研修が取れるので併せて活用すると良いでしょう。

ハローワークのデメリット
ハローワークのデメリットは、膨大な求人を保有してはいるものの、求人票と実際が違う、既に募集が終了しているトラブルに遭遇します。
ハローワークは他のどの手段とも異なり、求人情報の掲載には1円も費用が掛かりません。
また、多くの人が勘違いしているのですが、ハローワークは求人の掲載を企業から依頼され、それを右から左に流す仲介役にすぎません。
求人の内容が法令に違反していても、はたまた実際と違っていても、ハローワークが責任を持つものでもありません。
ですから、登録されている膨大な求人情報を閲覧する目的に使うのがベストですね。
新聞は倍率が高すぎて介護のお仕事探しには向かない
新聞は、転職手段としては老舗中の老舗。
最近では、紙中に求人情報が掲載されていることさえ知らない若者もいて、必然的に新聞経由の求人に応募するのは僕ら中高年や、新聞を購読している層に限られます。

実は、新聞の求人広告欄に掲載するためには、他の手段と比べ物にならない掲載料を支払う必要があり、介護のお仕事情報も大手企業が多い傾向にあります。
大手企業傘下の介護施設に応募できるのは魅力ですが、注目度が高く、中高年の応募者が殺到する傾向にあります。
僕も前職場で新聞広告を打ったことがあるんですが、倍率は実に1,000倍近くに跳ね上がりました。
新聞はそれだけ影響力のある手段ですが、新聞に掲載されている求人に応募するなら折込チラシに応募する方が倍率が低くてイイ感じですよ。

折り込みチラシも地元で介護のお仕事を探す大切な手段
新聞の折り込みチラシで就職した経験がある方は多いのではないでしょうか?
実はこの新聞の折り込みチラシ、地元密着型ではあるものの介護のお仕事を探す手段に適しています。
新聞に挟まっている折込チラシを見れば一目瞭然なのですが、ここ最近の傾向として介護のお仕事はこの手段で発せられることが多いです。

折込チラシに掲載するためには、転職サイトと同程度の掲載料が必要です。
どれだけ真剣に求人情報を出しているのか分かりますよね。
駅に置いてある無料求人誌は介護のお仕事を探す手段
駅にや商業施設、コンビニにおいてある無料の求人誌もまた、介護のお仕事を探す際に有効な手段のひとつ。
求人は、営業職特集、ドライバー特集など毎回特集が組まれる形で掲載されており、介護のお仕事特集の回であれば十分に活用できます。
折込チラシや無料求人誌は、どちらかといえば若年者向けの求人が多く、男性の中高年がお仕事を探す際は多少厳しい戦いを強いられることが多いようです。
こちらも求人を掲載するための掲載料が必要ですから、採用意欲は高いですね。
SNSの口コミ機能は介護のお仕事を探すのに有効な手段
転職活動にインターネットを利用する人は日に日に増えていますが、SNSを利用する人はまだまだ少ないと言えます。
Facebookは基本的に実名での利用が原則で、情報交換の場や繋がりを広げられる目的で利用されています。
近年では、Facebookにプロフィールを登録して、企業に直接自分を売り込むための手段としても注目を浴びています。

また、Twitterは140文字のつぶやきを発信することができるSNSのひとつですが、Facebookと違い、匿名性が高く転職活動を行うのには向いていません。
これらの手段は難易度の高い事務職の転職に用いられますが、超売り手市場の介護のお仕事を探すのであれば、オーソドックスな手段だけで充分です。
コネと縁故は介護のお仕事を探すためのリーサルウェポン
強力なコネがあれば辛い転職活動もなんなくクリアできますよね?
僕がこの業界に入って10年近くになりますが、介護業界は非常に横の繋がりが強く比較的コネも簡単に作れてしまう業界。
これはいわゆるリファラル採用とか社員紹介制度と呼ばれ、他の業界であれば敬遠される制度なんですよね。


って敬遠されるけど、介護業界では割と使われるよね。
リファラル採用は、紹介した社員と同じ属性の転職者を採用できるから、僕達からすれば非常に安心なんです。

例えば、地元に住んでいる20代介護士の紹介であれば、地元に住んでいる・20代を、子育てが一段落した30代主婦の紹介であれば、同じ属性の主婦を採用することができるよね?
友達って基本的に人となりや性格が似てるじゃないですか!
また真面目な職員が紹介してくれた人は真面目である確率が高いし、リファラル採用された人は急に辞めたり無茶なことはできないんだよね。

介護のお仕事探しに有効な8つの手段を比較してみよう
最後にそれぞれの手段を一気に比較してみようかな。
おススメ度 | 採用意欲 | 求人数 | 求人の質 | 倍率 | サポートの有無 | |
転職サイト | 〇 | ◎ | 〇 | × | × | |
転職エージェント | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | |
ハローワーク | × | ◎ | × | 〇 | △ | |
新聞 | 〇 | △ | 〇 | × | × | |
折込チラシ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × | |
無料求人誌 (フリーペーパー) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × | |
SNS (facebook・twitter) | △ | × | △ | 不明 | × | |
コネ・縁故 | △ | × | △ | ◎ | × |
介護の転職における8つの手段とメリットデメリット

- マイペースに仕事を探すなら転職サイト
- 無料で支援してほしいなら転職エージェント
- 地元の求人を探すならハローワーク
- 新聞は倍率が高すぎる
- 折り込みチラシやフリーペーパーはかなり使える