
あなたは入った会社がブラックで失敗したことはありませんか?
転職って求人を探したり、面接を受けたりで色々大変ですが、誰もまさか自分が入る会社がブラックとは考えません。
僕も内定をもらった企業がちょっとアレな会社だった経験がありますが、見分けるコツはあります。
ネットの口コミと面接で堂々と聞いてしまう方法がベストです
もくじ
ブラック企業の定義は若者を大量に採用し使い潰す企業
ブラック企業の見分け方に入る前に、そもそもブラック企業とは如何なる定義かご存じですか?
ブラック企業とは明確な定義がないものの、若者を大量に採用し、違法労働やパワハラで使い潰し、次々と離職への追い込む企業のことを指します。
しかし最近では、「従業員の人権を踏みにじる行為を平気で行い適切に対応しない最悪な会社」という意味で使われ始めています。
この言葉は、もともと日本にあったわけでなく、1990年頃からインターネット上で広まり、遅れて役所が認知した言葉。

簡単に言ってしまえば、労働条件が悪い割に給料が安い会社を指したりするんですが、違法行為そのものをしている会社の意味も含まれます。
僕の大好きな転職会議でも様々な口コミがアップされていますが、そのほとんどがネガティブな書き込み。
そんな口コミだけを見ると、「なんて酷い会社なのか?」と憤慨してしまいますが、働いている社員さんは希望を胸に働いている場合があるので注意が必要です。
また、20代30代の社員にとっては給料の割に競争が激しくブラックと感じていても、中高年にとっては居心地がいい企業であることも多いです。
介護のお仕事みたいに、昇給すれば待遇が上がり、管理職になれば休日もキッチリ休める場合もありますから、悪い口コミばかりをクローズアップしないよう心掛けましょう。
ブラック企業は入社する前までに必ず見分けておこう!
ブラック企業という言葉自体が曖昧で、「当社はブラック企業です」という公表制度もありませんから、見分けるのは困難に思えます。
でも、結構な確率でブラック企業かどうかは分かってしまうんですよね。
たとえば、厚生労働省が更新し続けている通称ブラック企業リストは、労働基準関係法令に違反した企業を実名入りで公表していますから、目安に使えますよね。

まずは口コミサイトで評判チェック
ブラックと実名の企業を名指ししているのは、主にインターネットの掲示板や個人ブログですから、まずはそこからチェックを始めましょう!
例えば
- 人が入ってきてもすぐ辞める
- 管理職のパワハラが酷い
- 100時間近いサービス残業
- 実質的に有休が使えないシステム
と酷な労働条件を批判する中でよく使われます。
僕が良く使う転職会議やカイシャの評判には、数1000から数万にも及ぶネガティブな口コミが並びます。
人は成功談よりも失敗談に共感してしまう生き物。
ついつい、書き込みをみて憤慨してしまいますが、口コミサイトに書き込んでいるのは脱落した社員で腹いせ的な場合もありますから、冷静に分析してみてください。
求人票に夢と熱意が書いてあれば要注意
次にチェックすべきは求人票です。
名誉棄損にあたるので実名を出すのは差し控えますが、「楽な仕事 求人」で検索して出てくるのは十中八九きびしい新聞集金職や飲食系です。
介護のお仕事も同じように、求人が集まらないから、広告業者に大金をはたいて上位表示させているものがあるので注意が必要です。
また、うちはホワイトですとばかりに前向きなキャッチコピーを並び立てている企業も要注意です。
見る側からすれば不自然ですが、転職に不慣れな初心者さんはコロッと騙されてしまいます。
夢・成長・感動・実現・熱意を応援・アットホームの文言が入っていれば、ほぼ間違いなくアレですね。

業務内容に関しても、とにかく抽象的なのが特徴です。
また、ガッツリ体育会系の企業に多いのが、努力と根性の2文字。
この2つは求人票にはなかなか現れませんが、ホームページをチェックして社訓に入っていた場合は要注意ですね。
面接は疑問が確信に変わる重要な場面
面接はブラックかどうか判断するための重要な局面と、僕は考えています。
まずひとつ目のポイントは、面接ではなく面談だったらまず間違いなく社員を使い捨てにするブラック企業です。
面談は面接とは違い、雑談レベルで終わる場合が多いのですぐ分かります。
いきなり「いつから来れるのか」聞かれたり、「明日から入ってください」もヤヴいワードです。

火のない所に煙は立たぬとはよく言ったもので、インターネットでブラック企業と告発されているのであれば、面接で直接聞いてしまうのが手っ取り早いですね。

「え?そんなこと聞いて大丈夫なの?」と言われますが、普通の企業であるなら全く問題ありませんよね?
聞くタイミングは2次面接以降に聞くのではなく、1次面接時に聞いてしまうのがコツ。
企業研究して頑張って挑んだ挙句、ブラック企業って分かったら努力が水の泡です。
万が一ブラック企業に入ってしまったら試用期間で退職
口コミサイトと求人票をチェックしても、それでもブラック企業を見分けられないこともあります。
入社してみないと分からない、実際にあなたが体験しなければ分からないことのほうがむしろ多いのではないでしょうか?
入ってみて初めて分かるガッカリポイントは、簡単に改善できませんし、労働基準法に抵触しそうでしない微妙な場合が多いんだよね。
- 上司の性格、パワハラ・モラハラ・スメハラ
- 同僚の性格、イジメ、金銭の強要など
- 常態化した長時間労働、サビ残
- 雇用条件通知書との乖離
- 宗教の強要、昇進には特定の宗教への改宗が必要
- 自社商品の買取ノルマ
- トイレ・ロッカーが男女共用


僕が面接でブラックかどうか聞いてみるのも手だと言ったのは、正にこのガッカリポイントをハッキリさせるためなんだ。
「インターネットに御社の悪口が、ブラック企業だと名指しされていますよ?」と聞いて相手の態度を観察してみましょう!
相手から冷静に回答が返って来るならウワサが白である可能性が高いですし、怒鳴り始めるようであれば黒の可能性が高い。
いずれにせよ、入社してガッカリポイントに該当しているのなら、大人しく身を引くべきです。
職歴を残さず退職するなら断然3か月以内がいい理由
違和感と言えばいいのか、これは言葉では言い表すのが難しいんですが、入社時に感じた第6感的な感覚は大切にするべき。
ただ、最低でも3日は勤務して違和感が一時的なモノなのか様子を見てみるべきですね。
その次は3週間目、最終的には3か月以内で判断するのがベスト。
複数の施設で勤務した経験がある介護職であれば、だいたい3か月あれば職場の良しあしは分かるハズです。
この判断基準を労務の業界用語で「3・3・3の法則」と呼び、本来であれば、採用者側から採用された人物を見極める際に使う言葉ですが、逆に見た場合でも同じことです。
そもそもなぜ僕が3か月に拘るのかお判りでしょうか?
それは、3か月以内であれば履歴書に職歴を書かなくてよいからなんです。
もともと試用期間は適性や能力を見極めるためのお試し期間ですから、試用期間で辞めた場合、職歴としてカウントする必要はありません。
諸説ありますが、僕は3か月以内であれば職歴とみなさなくてもいいと考えています。
繰り返しますが、違和感を感じて辞めるなら1日でも早い方がいいです。
ほとんどの人が、辞める決断がつかず4か月5か月と中途半端な職歴を残して辞めていきますが、履歴書から省くわけにもいかず、かえって傷口を広げる形になります。
介護の転職でブラック企業を事前に見分ける方法まとめ

- ブラック企業は若者を雇用し使い捨て
- 求人票に夢とか熱意とか書いてあれば要注意
- 原則ブラック企業に入ってしまったら即退社
- 無駄な職歴を残したくなけば試用期間内の退社がベスト

マジでご愁傷様です