
介護の事務なんて簡単でしょ?って元同僚に言われてめずらしく憤慨してしまいました。
福祉業界って、色んな法令でガンジガラメなんですよ。点数計算とか、2:1の人員配置割合を死守するのは大変だし、管理がまたムズイ。
ちょっと市の福祉課と意見が違うだけで、法令違反だのルール守っていないだの言われるからストレス。
でも、完全にルールを守らない事業所も多く、真面目にやってるこっちまで被害を被ることもあるんですよね。
もくじ
ある日突然県庁の職員に呼び出され加算水増しが発覚
こんちにちわ、31歳女です。
私は過去の経験を生かして、介護の現場から次の介護の現場に転職することができました。
現在は、接骨院内で患者様の施術をしつつ、同じ会社が経営しているデイサービスの管理者への指導と機能訓練指導員として勤務しています。
私が転職したのは29歳の時。
当時勤めていた半日型デイサービスでコンプライアンス違反が判明。
同時に、私の知らない所で勝手に法令遵守責任者として名前を登録されていたことが転職を決めた動機。
勤め先のデイサービスに監査が入り、系列店で人員基準違反と加算の水増し請求が発覚したのです。
人員基準違反に伴う事実確認で県庁の職員が私と面談したいと連絡があり、この時に初めて私の名前と資格が勝手に使われていることを知る形。
これってメチャメチャ酷くないですか?
しかも、経営者側は、「運営者側はこうする他に手段はなかった。」の一点張りで話になりません。
私がなんでこんなにギャーギャー騒ぎ立てるのかって不思議ですよね?
これらは完全に詐欺行為で、法令遵守責任者として私の名前が新聞に載ってしまう!私からしたら「ふざけるなーーー!!」って感じですよ。
県庁の方々にも詳細を説明し、運営側に対しても訴訟の覚悟がある旨を伝えたため、今回の件は、「そもそも運営する資格が無い。」として、私の名前が新聞に載ることはありませんでした。
会社自体は他の事業も行っていたため、潰れることはありませんでしたが、私は「こんな会社には居れない!」と思って、機能訓練指導員、接骨院業務、介護職員としての仕事を探しました。
会社への不信感は社員も外部の取引先もあったので、皆さん、私を不憫に思って転職を協力的に支援してくれました。
そんな中で、今の職場が介護保険法に詳しい人を探しているとの情報を得て、すぐに話しを聞く運びになりました。
デイサービス勤務ではなく、コンプライアンスについて、デイサービスの管理者を指導して欲しく、基本的には接骨院業務とのことでした。
私は、どちらも出来ているところに魅力を感じて、即入社することを決意しました。
前がダメだったから次もブラックではと不安だけが募る
デイサービスに監査が入ったのはとても急な話しでしたし、コンプライアンスや会社と揉めたため、自身のダメな噂が流れてしまうのではないか?がメチャクチャ不安になりましたね。
実際、私と濃い交流がなかったケアマネ事業所からは悪い噂も聞きましたし、幹部から「騒ぎになるとこの業界にいるのは難しくなるんじゃない?」とパワハラじみた事も言われました。
こっちは、「ふざけるな!」とメチャメチャムカつきましたが、業種を変えていちから仕事を探さなくてはいけないのかな?と思うと恐怖以外のなにものでもありません。
しかも、悪いことに引っ越しをして猫を飼い始めたばかりな私。
猫にもお金がかかりますし、家賃も前に住んでいた所よりも1万5千円程度高いアパートでした。
蓄えは多少ありましたが、今まで安定して入ってきていた給料が無くなると思うと不安で眠れなかったですね。
年齢も29歳。
若くはない年齢だったので、違う会社に行ったら若い子に教わっていちから勉強して、若い子の頭の回転についていけるのだろうか?
次に勤める会社もコンプライアンス違反があったら嫌だな、求人票通りのお給料が貰えるかは分からないな。
何よりも、大卒でもない自分の市場価値を突きつけられそうでとにかく、泣きそうなぐらい怖かったです。
接骨部門を抱える転職先は知らないことばかりで大変
接骨院業務が初めてだったから、施術の訓練がそれはもうメチャメチャ大変でしたね。
腰は痛いし指は痛いし、教えてくれた担当者はテキトーな割に、テストとなると厳しいコメントを浴びせてきます。
当時は、「いろんな人に聞くと変な癖がつくから、他の人には聞かないでね。」と言われたのを鵜呑みにして、他の社員さんには一切相談できずじまい。
今思えば、担当者的に自分の間違えを指摘されるのが嫌で、私を縛っていたのかもしれません。
治療に関しては個々の勉強だと言われて、死に物狂いで勉強。
しかし、施術は場数がモノを言うものなので、患者様から「他の先生にしてくれ。」「かえって体が痛くなった。」等の苦情が殺到。
待合室てすれ違うと、その患者様から「私に近寄るなオーラ」がビンビンに出ていて、これには凹みましたね。
しかし、この頃には担当者とは違う社員から業務や施術方法を教わり始めていたため、苦情を受けつつも頑張ることができました。
私は同じ会社が運営するデイサービスの指導も任されていたため、接骨院の勉強会には参加できずにいました。
それでも「この前の勉強会でやったじゃん!」「何で知らないの?」的な事も先輩から言われ凹みました。
デイサービス部門に関しても、指導して欲しいと言われただけあって、全然できておらず、しかも管理者からは「新入社員のくせに生意気だな。」といった態度をとられました。
どちらにしても集中して仕事に取り組むことができず、悶々とした日々を過ごしました。
ヤル気のない職場でもっと調べて転職すればと後悔した
結局、デイサービスの人員基準を守るために、接骨院業務でもデイサービス業務でもフレキシブルに動ける社員が欲しかっだけなんですよね。
私の過去の経験を買ってくれて、「是非うちに来てください!」と言った割に私の経験を活かそうとする動きは見られない。
デイサービス部門のコンプライアンスを守れる人材を育てて欲しい!と言った割に、嫌なら辞めれば?的な態度を管理者がするせいで、優秀な社員は辞めていく惨状。
そのうちに、知識があって、文句を言わずに働く人が欲しかったんだと気づいてしまったんですよね。
薄々気づいていましたが、決定的だったのが、デイサービスに指導しに行った際に管理者が先に帰ってしまった事。
私だけ残して、一人で計画書を作っている時、「私は誰のために何をやってるんだ?」と自問自答が虚しかったのを覚えています。
それ以上に、衝撃だったのが給料面ですね。
私は接骨院業務とデイサービスを兼任するから、他ね社員よりも4万円高いと聞いていました。
理不尽な話にも耐えられたのはこの4万円があったからことなのですが、ふたを開けてみるとみんな同じだったんですよね…。
それどこれか、最初の3ヶ月は研修期間のため、他の人よりも4万円少なかったので、誰よりめいいっぱい働いて誰よりも安月給だったことになります。
苦笑。
研修期間中は、教えてもらっていた身なので、安いのは我慢していましたが、雇用契約書には、研修期間中も雇用条件は一緒との内容が書いてありました。
それでも、雇ってもらった恩として我慢していたのに裏切られた気持ちでいっぱい。
自分の事情ばかりを気にして、手っ取り早く入社を決めてしまった自分を責めています。
法令違反会社の次もブラック企業!運に見放された体験

- 職場の法令違反が判明して、勝手に自分の名義が使われていた
- 嫌な思いをしたので転職先もブラックではと不安
- 接骨部門は知らないことが多すぎて大変だった
- コネ入社だったので職場の調査は一切せず後悔

